画像検査の重要性

画像検査の重要性

MIBG心シンチグラフィー(MIBG Scintigraphy)(心シンチ検査)

 MIBGシンチグラフィー(略せばMIBGシンチ)は、全身に分布している交感神経を映し出すシンチです。神経疾患例えばレビー小体型認知症やパーキンソン病では交感神経の障害が心臓にある交感神経に早期に障害します。このため、MIBG心シンチ検査は、レビー小体型認知症の診断にも重要です。
2回の撮影が検査開始から3-4時間後になるため、撮像のため半日はかかります。

血流SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)検査(スペクト検査)

 脳の血流をみる検査で、例えば脳梗塞の起きた脳の部位では血流低下が低下しているのがわかります。さらに脳の血流低下は脳機能の低下を示すことがあり、認知症などでは脳の障害部位をみることによって認知症の類別などに有効です。

脳MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査

 脳MRI検査では脳浮腫、能梗塞、脳腫瘍、脳出血、脳委縮などの病変をとらえます。
明らかな変化は部位によっては認知の低下の原因に検索に有効です。
 この分布によってアルツハイマー病の診断に有効な結果が得られることが多い。

脳内アミロイドPET(Positron Emission Tomography)画像検査

 アミロイドベータに結合するフロルベタビル(18F)薬をPET(Positron Emission Tomography, 陽電子放出断層撮影)で感知して、アルツハイマー病で見られるアミロイドベータの検出ができる。アミロイドベータの存在は、現在使用が開始されている抗アミロイドベータ薬(アルツハイマー病への新薬)の適応の可能性が示される。

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