心理テスト

心理テスト

認知症の評価のための心理テストでは大きく分けると2つになります。
それは、認知の問題を物忘れといった記憶に関するものとしてとらえるか、それ以外の要素を考えるかということになります。
 
 記憶の状況を含むものとして長谷川式認知度検査は有名です。これはご存知の方も多いと思います。 さらに複雑化したMMES(Mini-Mental-State Examination)があります。MMSEは時間に関する見当識、場所に関する見当識、聴覚言語記銘、注意と計算、再生、呼称、複唱、理解、読字、書字、描画の検査になります。

 MMSEは多くの言語に訳されていることもあり通常の認知症の評価ではよく用いられ、特に軽症の認知症の発見に役立つようです。

 そのほかには、時計の問題があります。の時計は自活の時計と模写の時計で、記憶によらない方法での認知症の検出が云われています。

 当院では長谷川式と時計の方法を実施しています。多くの場合、長谷川式はポピュラーでありますが、アルツハイマー型認知症治療薬の適応でMMSEが求められています。それと記憶によらない時計を行っています。

重要なことは,認知症の診断のためには心理テストと、当然画像診断を行う必要があります。

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